2008-04

春爛漫の季節になり、また一問題

 今日行われた、第80回記念選抜高校野球大会(春の甲子園)で、決勝戦が行われ、沖縄尚学高校が9−0で初出場の聖望学園を破り9年ぶり2回目となる優勝を果たした。

 春(学生時代までは春休み)恒例のイベントとなっている甲子園。残念ながら観戦することはできなかったが、今日の試合、今日までの試合、そして甲子園出場を決める地方予選では、さまざまなドラマと涙と喜びが全国各地であったのだと思う。

 高校球児にとって、それぞれの思いと、日ごろの成果を出し切る晴れの舞台。いつ見ても本当に清清しい汗に満ちたたくましい顔立ちだ。野球に限らず、学生時代…そして社会人の今でもそうした喜びを求めてスポーツに打ち込んだ思い出、あるいは現在進行形の方も多いと思う。

 趣味が多様化したり、或いは室内でのコンピュータゲームに興じたりする人が多くなった現代であるが、こうしたスポーツでの汗、感動、そして体力づくり…本来若いうちに求められるべきもの。これからも是非こうしたよき文化や伝統は守り続けて健全な人間をどんどん輩出してほしいものだ。

 一方プロ野球の世界でも既にシーズンイン。新規参入の時には楽天・三木谷氏か?ライブドア・堀江氏か?で世間で話題になり、楽天がパリーグに参入して3年間苦労を続けてきたが、昨日7連勝を達成し、4年目にして初めての首位の座に…野村野球の奥義が垣間見られたような気がする。これから、どのように展開して行くのか?非常に楽しみである

 近隣では、春爛漫の季節で、桜も満開…そして、いよいよスポーツイベントが各地で盛んに実行され、実にいい季節になってきた。政界や実業界では余り良い話題はないけれど、楽しみを見つけながら、明るく、快活に日々を過ごしたいものだ。

 と、言いながら、日経ビジネスという雑誌をご存知だと思うが、その3月31日号を読んでいたら、衝撃的な記事が載っていた。それは、「自治体火だるま50社リスト」というもの。

 同紙によれば、政府が立ち上げようとしている地域力再生機構…すなはち、地方版産業再生機構の丸秘リストに50社があり、再生というより、むしろ最終処理を行おうとしているとある。

 具体的には、これまでに都道府県や市町村が出資したり補助金を出したりしている、公共機関、第三セクター等…鉄道や公共交通機関やリゾート開発、そして会議場など…が採算に合わないばかりか、過度の債務により身動きが取れなくなっているという。

 また、そのリスト以外に、「公社」は含まれていないというのだ。つまり、各地方自治体で運営している、住宅供給公社や道路公社、土地開発公社など、同様に首の回らない公社はたくさんあるのだが、これまで「処理」しようとすると、少なからぬ地方自治体が一発で吹き飛ぶようなパンドラの箱になってしまう可能性が高い為だという。

 そもそものリスト50社には、第三セクターなどが中心となっているが、我々の近くのそれは掲載されていないで、ホットしようとしたが、逆に経営に苦しんでいる、渡良瀬渓谷鉄道がないということは、その50社というのはもっとひどい状況にあるのだろう。

 日本中には約3,000の第三セクターがあるようだが、その4割が赤字。それに公社・・・殆ど赤字だろう…そして、既に公になっている、地方自治体や国の債務である国債や地方債。一体全体、公共サービスはどうなってしまっているのだろうか?そして、こうした処理をすべてしようとしたら、一体どの位の国民の負担が必要になってくるのだろうか?

 余り考えたくないし、上記に言う、「パンドラの箱」は開けないほうが幸せなのかもしれない。ただ、いくらひた隠しに隠そうとしても、早晩…すくなくとも、自分の子供の世代には、隠しきれるものではないだろう。

 これから、そうした隠れた負債の処理や再生は、相当覚悟していかなければならないし、また、しっかりと監視しながら、問題点を明らかにして、傷口を広げない事…私としては、出来るだけ公共サービスの縮小を図り、民間企業の活用や、NPOなどの活用をしていかなくてはいけないと思う。

 先日の、後期高齢者医療保険を始めとする医療保険制度や、年金問題、道路特定財源の問題や、各種公社の民営化など、既にいくつかの問題や、民営化がなされているが、これは氷山の一角と見ていたほうが無難なような気がする。

 そして何より我々市民は、公的サービスを期待するだけではなく、自分たちで何とかしていく気構えを持たずに、これからの社会…明るい展望はないのではないだろうか?

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