2008-05

両毛の魅力とは!

 昨日、桐生・足利・館林・太田・佐野・おおらか(大泉他)の6つの青年会議所で構成している、両毛地域青年会議所協議会(6JC)の合同例会が開催された。

 県境を越えた、これらの地域は、「両毛」と言われ、県境をはさんで入るものの、昔から、経済的にも文化的にも結びつきが強く、生活圏としても近い。なので、三十数年前から、地域的な結びつき、交流を強化し、両毛地区の可能性を青年会議所の立場から検討してきたのが、この団体である。

 平成の大合併により、3,000余りあった地方自治体(市町村)は、1,700余りに統合された。これは、著しい経済発展を遂げた成長の時代から、成熟の時代を迎えた日本…人口的にも、増加から減少へ、高齢社会へと向かう中、様々な社会保障整備や、これ以上細やかな行政サービスに行き詰まりを見せている現状打破の第一弾と捕らえるのが本当の姿であろう。

 つまり、限られた国家予算から、地方行政に回すべき、「地方への交付金」の財源が捻出できない、出来れば、国や県と言った大きな行政権限を基礎自治体に委譲することで、効率性を期待した結果なのだろう。

 しかし、これで、終わりなのだろうか?今年の春に政府の諮問機関である「道州制ビジョン懇談会」からだされた答申では、2018年を目処に現在の日本を9〜12の道州に分割し、現在の市町村にあたる基礎自治体を300程度に集約していくべきとあったように、平成の大合併は第一弾に過ぎない。

 道州の次は基礎自治体になるとすると、県の存在はもっと縮小されるか、廃止されてしまうのだろう。そして、1億2000万人のわが国の国民は、単純計算すると、人口30万人〜40万人以上の基礎自治体に属することになる。

 ここまでお読みいただけば、我々は目先の小さな合併にとらわれることなく、我々市民自身の選択として、近い将来どのような形が良いのか?住み易いのか?自分たちであらゆる可能性を考えていく必要があり、その為に、我々6JCではその可能性を求めて活動をしているのだ。

 しかし、実際に我々は自分の住むまちの人口や面積、主産業、特徴はご存知かもしれないが、隣町の概要は分かっているようで分かっていないのが実際ではないだろうか?名勝や、特産品や、場所は知っていても、やはり、自分の住むまちとの認識や興味は違うと思う。

 それは、我々青年会議所メンバーも同様。そんな訳で、昨日は6JCの2つの委員会が合同で勉強会を開催し、地域活性委員会からは、歴史や文化といった切り口から、地域創造委員会からは、経済や人口などの基礎データといった切り口から、6つの地区の特徴についての研究結果が発表された。

 1時間半程度の発表時間で、2つの委員会から、6つの地域をそれぞれの発表担当者から発表されると、この勉強会の審議のときに言われていたので、非常に大まかな、ありきたりの情報の発表に終始するのか?と思われ、最初はそれほど期待しているわけでもなかったというのが(理事長のブログとしては不適切な表現で申し訳ないが)、当初の予測であったが、蓋を開けてみると、予想と全く反したものであった。

 確かに、限られた時間で、全体的な発表とは違うのであるが、始めに発表のあった、地域活性委員会の発表では、各地域の歴史と文化の中から、特徴的でありながら、特定の部分を取り出して一寸突っ込んで行う・・・次回以降の公開委員会や勉強会への興味をそそるような内容がそれぞれの発表者から発表された。

 そして、地域創造委員会からは、地域ごとの定量的な人口や面積、主要産業といった内容に加えて、両毛と言う地域が合わさると、全国的に見てどのような位置づけとなるのか?そしてどのような可能性があるのか?を期待させるような内容・・・非常に基礎的でありながら、あやふやな部分を取り除き、そして、これからももっと調査研究をしてみたいと思わせるような内容であった。

 つまり、今回の合同勉強会の内容とは、非常に入り口の、さわりの部分の発表であったのも事実であるが、まるで、一寸眺めの映画のプロローグ編のように、次回以降の興味をそそる内容でありながら、抑えるところは抑えているような内容であった。

 次回以降は、合同例会や、公開委員会でより専門的に内容が発表され、どのような今年の成果が現されるのか非常に興味をそそられ、懇親会に臨んだ。

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