2008-05

父として(社)館林青年会議所の公開例会に行ってきました。

 昨日は、久しぶりにLOMの公務もなかったので、(社)館林青年会議所主催の公開例会「親学のすすめ」〜ご存知ですか?子供の気持ち〜を聴講してきた。

 講師は、岐阜県初の民間人校長として、斬新な中学校運営や教育方針で知られる、山田純二氏。以前に両毛地域青年会議所協議会の会議の後に、本年度理事長の石川吉治君がPRしていたのを思い出し、出席してみようと思った。

 というのは、表向き。実際は、会社経営と、青年会議所活動を理由に中々家庭を顧みたり、子供と接する機会が少なく、すくすくと成長するわが息子への接し方に少しばかり自信を失いかけていた自分として、改めて勉強してみたくなって出席したと言うのが本音である。

 (社)館林青年会議所は、今年創立45周年を迎えるが、その創立に際して、我々(社)桐生青年会議所としても先輩たちがお手伝いさせていただいた経緯があり、現在も我々はスポンサーJCとされている。

 (社)館林青年会議所と言えば、私の中では、青年会議所の三信条である奉仕・修練・友情の中でも、特に友情に重きを置く青年会議所と言うイメージがあり、本年度の石川理事長も非常に温厚な性格。関東平野の真ん中にある、その土地柄同様、非常に大きな心をもつメンバーの代表といった印象が強い。

 さて、講演会には、教育者と思われる方や一般の方々が約100名以上詰めかけ、青年会議所メンバーもそれに加わるので、ほぼ会場は満席。その中で、講師より、分かりやすい平易な表現、時々笑いや冗談を交えた熱弁が奮われ、参加者は熱心に聞き入っていた。

 特に、最近の子供たちは「自利他利」(自分の利益は他人の利益といった日本人らしい考え方)ではなく、「我利我利」となり、我慢が出来ない子供が多くなっている…その子供たちの親がそうした基本的教育を子供たちにしていない…つまり、親自身がそうした感覚を持ち合わせていないので、教育できるわけが無いと話された部分に特に共感した。

 そして、学校に入る前に家庭や地域での心の教育が必要であり、学校で知・徳・体を学び、自己尊重感を醸成していくことが求められていると続いた。本年度我々桐生JCでも魂(こころ)づくり室を設置させていただき、市民や経営者に対して、最近忘れ去られがちになってしまっている、日本人が古くから持っている美しい魂(こころ)を取り戻そうと運動を行っているが、まさに同じようなことが館林の地でも行われていた。

 当日先生が強調していた、子供の教育の在り方について下記にまとめてみた。
1.ほめ言葉を多く、「ご褒美」というモノで子供を釣ってはいけない。
2.一貫した態度で子供と接する。
3.規則正しい生活リズム(早寝、早起き、朝ごはん)
4.超えてはいけない一線を見極める。
5.しつけ…特に子供の一寸した暴力に対する毅然とした態度、ペナルティ
6.警告…次の予定の告知と準備
7.説明…子供にどのように振舞って欲しいか、事前説明と演習
8.自制心…TVのチャンネルは親が持ち、子供への気配りも忘れずに。
9.責任感…ものの貸借、順番、約束を守るなど社会的ルールを教える。
10.リラクゼーション…子供と一緒に遊ぶ。親がリードせず、我慢して子供にリードさせる。

 上記は、非常に当たり前のことばかりであるが、自身振り返ってみると、時として感情で子供をしかったり、モノで釣ってしまっていることがあったり、中々実践できていない項目もあるような気がした。

 また、しつけと称して暴力を振えば子供は将来暴力を行使する。しつけとは、大げさに褒め、認め、感情を殺して、しっかり説明してしつけることが大切なのだと言う。私も父親の一人として考え新たに子供と接していきたいと感じた。

 最後に、昨日深夜NHKのBS放送で衝撃的な番組が放映されていた。南アフリカの北にある、スワジランドという国で、数年に及ぶ深刻な旱魃により、人口110万人のうち20万人以上の国民が深刻な飢餓状態にあり、HIVの蔓延(成人の約40%が罹患)が労働人口の減少を招き、危機的な状況に陥っているというのだ。

 国連では、食料支援を行っているが、アフリカの小国への先進各国の関心は薄く、十分な支援物資の調達が出来ていないこと、また、長期にわたる支援の結果、国民は労働を忘れ、支援物資だけを当てにしてしまい、HIVで両親をなくした子供たちは労働意欲も、農業の方法すら知らないという支援による副作用の現実が紹介されていた。

 そんな中、今、支援物資調達に苦慮し、国民の自立を主張する国連と飢餓救援物資の支給を求めるスワジランド政府関係者で協議が続けられているが、安易な支援の弊害と、飢餓の現実…一体我々はどのように接していくべきなのか…地球の裏側では我々の想像を絶する厳しい現実があることを知らされ、深く考えさせられた。

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