魂の経営を目指して
今年度(社)桐生青年会議所では、
3年ぶりに経営創造委員会を立ち上げた。
しかも、「魂(こころ)づくり室」の中に。
経営と魂(こころ)一体どのように関連するのか、
一寸分かりづらいかもしれないが、
企業の大多数は中小企業であり
…特に桐生は中小企業比率が高い…
中小企業の経営は、経営者の意思や経営手腕が
そのまま企業の指針や方針に直結する部分が多い。
つまり経営者の考えが経営に直結しがちである。
経営を考えるとき、確かにマーケティングや強み弱み、
戦略戦術等々それぞれの企業で千差万別であり、
それをあれこれ言うような不遜な気持ちは、
勿論一切ないのであるが、
企業の使命とともに、企業倫理や企業の社会的責任などについて
改めて我々メンバーを中心に
しっかり見つめ直して欲しいと言う気持ちが強かったからである。
昨年の世相文字が「偽」であったことはまだ記憶に新しいが、
思い起こせば、昨年は不二家、石屋製菓(白い恋人)、赤福、
宮崎地鶏産地偽装、船場吉兆…と
食品業界を中心とした偽装問題が続出し、
2年前の耐震強度偽装問題により監督官庁の許認可審査が
慎重になった影響で建設業界だけでなく
関連する多くの業界に暗い影を落とした。
また、グッドウィルの派遣事業やコムスンの問題、
正社員と非正社員の不当な処遇格差が問題となり、
一部金融機関を中心に非正社員の処遇改善の動きが顕在化したり、
日本マクドナルドでは、店長の長時間残業に対する
残業不払訴訟(店長は経営者と一体化できる
監理監督者であるかどうかが争点)が起こされるなど、
偽装事件以外にも企業の姿勢を問われる事件が
多く引き起こされている一方で、
企業のCSRへの関心も非常に高まっている現実。
確かに、日本経済が思うように成長せず、
熾烈な価格競争と海外生産移転、
価値や消費者ニーズの多様化、
超高齢社会への突入と人口減少問題…
と企業経営を取り巻く環境は非常に厳しいものがあり、
私も不況業界で生業を営む身として悩み多き日々を送っている。
生産効率向上やコストダウン、
新規マーケット開発や技術開発などなど企業、
特に企業経営者の苦悩は留まらない事情も多々ある。
ただ、もう一度考えて欲しいのは、
企業の存在価値である。
確かに企業である以上、営利を追求しなくてはならないが、
そのためには最低限守らなくてはいけないルールがあるし、
企業がどのような環境に「活かされているか?」を
考えなくてはいけないのではないかと思う。
私としては、企業を経営していく以上大きく3つの要素を
避けて通ることは出来ないと考えている。
1.顧客の満足
いうまでもないが、商品やサービスを買っていただく
お客様へのニーズを高めなくてはモノ(商品やサービス)が
売れない。
また、その商品は必ず競争力がなくてはならない。
競争力とは、価格や品質、サービスなどの差別化を
行うことでより強くなる。
「偽」が容易に発覚する現在、企業として正当性があることが
前提となることはいうまでもない。
また、この部分については、それぞれの専門分野でもあるので、
ここでは記載しない。
2.従業員の満足
昨今の「偽」の多くが社員の内部告発によるものが多くなっている。
食肉偽装のミー トホープも該当するが、
見るに見かねた社員の証言もあるが、
告発者は一族でない常務取締役。
一部報道で流れていたが、
処遇は社長の8分の1程度であったようだ。
社員の満足は処遇だけで改善されることは難しい。
ある調査によれば、どんなに所得水準の高い企業の
従業員でも過半数は「自身の給与は労働に見合わない」と
考えているとの事。
業務目的の明確化や従業員の経営参画、
情報公開、正しい評価と褒章(そんな大げさなもので
なくても)など、従業員の労働意欲を高めていくことも
重要であると考える。
経営者として従業員の協力なくして、
企業の発展は不可能であることを忘れてはいけない。
3.仕入先の満足と地域社会への貢献
仕入先に対して、「買ってあげている」という気持ちが
強いことはないだろうか?
無理な要求をしたりしてはいないだろうか?
確かにビジネスでの「努力や値引き」は当然の商慣習で
あるにしても、行き過ぎた行為は、
企業の安定的な供給を妨げることになると思う。
良い情報は仕入先にとって良い顧客から集まる
ものだし、仕入先からの情報や安定した供給は
自社にとって必要不可欠なのではないか?
仕入業者を変更すれば、
最初は何とかなるかもしれないが、
「信用」を無くした顧客には誰も商品を売ってくれない。
また、もう一つ忘れてはいけないことは、
自社の企業は地域社会に活かされている
ということである。
顧客や仕入先もそうかもしれないが、
従業員をはじめとして地域の力により
地域に活かされていること改めて感じ、
それに対してささやかなお礼をしていくこと…
これは地域に活かされた企業としての務めではないかと考える。
つらつらと、述べてきたが、上記3つの要素全てが、
経営者の姿勢が大きく反映する事項であることは
ここまでお付き合いいただいた皆様には既にご理解いただけたと思う。
今後、マイナス成長の中で、企業を継続していくことは
益々厳しくなっていくかもしれない。
企業を急成長させることよりも、
いかに企業を継続していくことが重要な次代になってくるのでは?
と思われる。
従って、決して「偽」…偽装だけでなく、
「魂(こころ)の経営」をしていく必要性が
益々高まってくるのではなかろうか?
そんな提言をしていければ・・・と考えている。
3年ぶりに経営創造委員会を立ち上げた。
しかも、「魂(こころ)づくり室」の中に。
経営と魂(こころ)一体どのように関連するのか、
一寸分かりづらいかもしれないが、
企業の大多数は中小企業であり
…特に桐生は中小企業比率が高い…
中小企業の経営は、経営者の意思や経営手腕が
そのまま企業の指針や方針に直結する部分が多い。
つまり経営者の考えが経営に直結しがちである。
経営を考えるとき、確かにマーケティングや強み弱み、
戦略戦術等々それぞれの企業で千差万別であり、
それをあれこれ言うような不遜な気持ちは、
勿論一切ないのであるが、
企業の使命とともに、企業倫理や企業の社会的責任などについて
改めて我々メンバーを中心に
しっかり見つめ直して欲しいと言う気持ちが強かったからである。
昨年の世相文字が「偽」であったことはまだ記憶に新しいが、
思い起こせば、昨年は不二家、石屋製菓(白い恋人)、赤福、
宮崎地鶏産地偽装、船場吉兆…と
食品業界を中心とした偽装問題が続出し、
2年前の耐震強度偽装問題により監督官庁の許認可審査が
慎重になった影響で建設業界だけでなく
関連する多くの業界に暗い影を落とした。
また、グッドウィルの派遣事業やコムスンの問題、
正社員と非正社員の不当な処遇格差が問題となり、
一部金融機関を中心に非正社員の処遇改善の動きが顕在化したり、
日本マクドナルドでは、店長の長時間残業に対する
残業不払訴訟(店長は経営者と一体化できる
監理監督者であるかどうかが争点)が起こされるなど、
偽装事件以外にも企業の姿勢を問われる事件が
多く引き起こされている一方で、
企業のCSRへの関心も非常に高まっている現実。
確かに、日本経済が思うように成長せず、
熾烈な価格競争と海外生産移転、
価値や消費者ニーズの多様化、
超高齢社会への突入と人口減少問題…
と企業経営を取り巻く環境は非常に厳しいものがあり、
私も不況業界で生業を営む身として悩み多き日々を送っている。
生産効率向上やコストダウン、
新規マーケット開発や技術開発などなど企業、
特に企業経営者の苦悩は留まらない事情も多々ある。
ただ、もう一度考えて欲しいのは、
企業の存在価値である。
確かに企業である以上、営利を追求しなくてはならないが、
そのためには最低限守らなくてはいけないルールがあるし、
企業がどのような環境に「活かされているか?」を
考えなくてはいけないのではないかと思う。
私としては、企業を経営していく以上大きく3つの要素を
避けて通ることは出来ないと考えている。
1.顧客の満足
いうまでもないが、商品やサービスを買っていただく
お客様へのニーズを高めなくてはモノ(商品やサービス)が
売れない。
また、その商品は必ず競争力がなくてはならない。
競争力とは、価格や品質、サービスなどの差別化を
行うことでより強くなる。
「偽」が容易に発覚する現在、企業として正当性があることが
前提となることはいうまでもない。
また、この部分については、それぞれの専門分野でもあるので、
ここでは記載しない。
2.従業員の満足
昨今の「偽」の多くが社員の内部告発によるものが多くなっている。
食肉偽装のミー トホープも該当するが、
見るに見かねた社員の証言もあるが、
告発者は一族でない常務取締役。
一部報道で流れていたが、
処遇は社長の8分の1程度であったようだ。
社員の満足は処遇だけで改善されることは難しい。
ある調査によれば、どんなに所得水準の高い企業の
従業員でも過半数は「自身の給与は労働に見合わない」と
考えているとの事。
業務目的の明確化や従業員の経営参画、
情報公開、正しい評価と褒章(そんな大げさなもので
なくても)など、従業員の労働意欲を高めていくことも
重要であると考える。
経営者として従業員の協力なくして、
企業の発展は不可能であることを忘れてはいけない。
3.仕入先の満足と地域社会への貢献
仕入先に対して、「買ってあげている」という気持ちが
強いことはないだろうか?
無理な要求をしたりしてはいないだろうか?
確かにビジネスでの「努力や値引き」は当然の商慣習で
あるにしても、行き過ぎた行為は、
企業の安定的な供給を妨げることになると思う。
良い情報は仕入先にとって良い顧客から集まる
ものだし、仕入先からの情報や安定した供給は
自社にとって必要不可欠なのではないか?
仕入業者を変更すれば、
最初は何とかなるかもしれないが、
「信用」を無くした顧客には誰も商品を売ってくれない。
また、もう一つ忘れてはいけないことは、
自社の企業は地域社会に活かされている
ということである。
顧客や仕入先もそうかもしれないが、
従業員をはじめとして地域の力により
地域に活かされていること改めて感じ、
それに対してささやかなお礼をしていくこと…
これは地域に活かされた企業としての務めではないかと考える。
つらつらと、述べてきたが、上記3つの要素全てが、
経営者の姿勢が大きく反映する事項であることは
ここまでお付き合いいただいた皆様には既にご理解いただけたと思う。
今後、マイナス成長の中で、企業を継続していくことは
益々厳しくなっていくかもしれない。
企業を急成長させることよりも、
いかに企業を継続していくことが重要な次代になってくるのでは?
と思われる。
従って、決して「偽」…偽装だけでなく、
「魂(こころ)の経営」をしていく必要性が
益々高まってくるのではなかろうか?
そんな提言をしていければ・・・と考えている。
コメント
ですよね
まさしくそのとおりだと思います。日本には武士道と同じように商道とか商人道があったと聞きます。昔は商売というものは、かなり精神性を重んじていたようです。まずはそこを顧みたいですね。
私自身、書いていて一寸ばかり赤面してしまうような感じもありますが・・・ただ、そうありたい、目指したい、実現したいとの願いから、あえて書かせていただきました。
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