2008-08

自分中心と自制心

 昨日まゆ玉ころがし実行委員会の準備会が開催され、実行委員長を昨年同様、群馬大学工学部の楠元先生にお願いすることが決定し、第12回まゆ玉ころがし実行委員会が組織された。引き続き、今年初めての実行委員会が開催され、本年度の方針や組織などについて、協議が行われた。

 既にまゆ玉ころがし大会は、11回の実績があり、引継ぎの資料も整備され、群馬大学大学院の学生さんは、既に何回かの実行委員会の経験者でもあり、過去の経験や反省を活かした活発な意見がそうしたメンバーを中心に提案され、頼もしい限りであった。

 会議を見ていて、これまで、楠元先生と、青年会議所が学生にお手伝いをいただきながら、まゆ玉ころがし大会を運営してきた…というイメージは既に無く、群馬大学の学生さんを中心に、高校の先生などが中心になって作り上げて行く、本当の意味での市民の手による市民の夏のイベントになってきたと感じた。

 また、実行委員会後に、初めての顔合わせであるので、懇親会が開かれ、実行委員会の学生さんと懇親を深め、久しぶりに若い人と話をする機会を得たわけであるが、その中で、ひとつ大変面白かったことがある。

 それは、学生から、「青年会議所はJCというけど、何でJC何ですか?」と聞かれたことに始まる。JC=Junior Chamberで、25歳〜40歳の集まりだから、青年会議所って言うのだけど・・・と私が、説明を始めたところ、一寸ポカンと拍子抜けしている。

 そのわけを聞くと、40歳って青年なのか?との質問。確かにそうだ!私が彼らと同じ二十歳前半には、自分たちこそ青年であり、青年の域はせいぜい30歳位までと自分の定義があったような気がする。40歳と言えば、彼らにとっては中年。でも私にとっては?まだ中年と認めたくない自分がいる。

 まあ、どうでもいい話なのであるが、もう少しお付き合いいただきたい。何故、「中年」という共通語が私と、学生の間で違ってしまったのか?それは、お互いの年齢の違いによるものであった。つまり、自分にとっての青年…若さ・・・があり、彼らにとって40歳とは相当年上で、青年である自分から見て、年も相当離れたおじさん=中年なのだろう。

 一方、私たちの年代にとって、自分もまだまだ若いつもり。中年と言われると、一寸そうかな?と思いながらも、青年でありたいと思う。また、自分がもう少し年取っても、そうかもしれないし、どこかで、自分を中年と自認しなければならないときまで、青年であり続ける。客観的にどうかは別として・・・もっと年配の人から見れば、私たちはまだ、若いのだ!

 要は、自分が判断の中心。そうした事例は、あの人はすごい!とか、あの人は頑張っている!とか、あれは、まだまだ!と言った判断も自分が中心にあるときが如何に大きいか。

 多分自分が判断の基準になっているから、世の中の人は、平然と生活できるし、自分の判断基準を他に押し付けようとするから、いさかいも起きるのだろう。

以前、災害の専門家である、群馬大学工学部の片田先生が、津波の被害の事例や山間部の土砂災害、低地での水害の事例を挙げて講演された際、そこに住む人々の「逃げよう!」という意識、自分は災害で被害者になるかもしれないという危機意識が非常に低いことを力説されていた。

これも、自分はそんなときでも大丈夫と信じている=自分が死ぬことは想定できない、使用としない自己防衛本能が働くからなのだとおっしゃっていた。

さて、ここまでしつこく書き続けてきたが、要は、人間という生物は、本能的に自分を中心に考えるように出来ていること、そして、それが、生存していく為の一種防衛本能に近いもので、不可欠であること。また、一方で、人間は色々と考えをめぐらせる頭脳を持ち合わせたことで、本能のままに我田引水的な考えを出すだけでは、紛争の種となってしまうこと。

つまり、本能とは別に、自分自身を抑制=自制し、相手の立場を踏まえたり、思いやったりした態度や姿勢、行動を取らなければならない・・・そうした行動の出来る人こそ、人間として「完成度」の高い人間なのだ・・・ということではないか?

更に言えば、今年度の(社)桐生青年会議所のKEY−WORDとしている、魂(こころ)とは、自制心が強い=文化の高い歴史や伝統に裏付けられた日本人が全てこころの奥底に持っている美しい心であり、それが、倫理道徳心、思いやりの心といった良いこころであるのではないか?と考えるのだが、皆さんはどうお考えだろうか?

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